共同受信施設・ビル陰施設の改修 その2

このページは、集合住宅共聴施設やビル陰施設の地デジ改修における解決例や問題点を挙げているものです。特定の施工業者を推薦・斡旋することを目的とするものではありません。

代わり映えのしない登場人物

ザリガニ君
ザリガニ君
友人宅でレコードを聴きやっぱりアナログかなと。
アナログテレビの友人宅へ入り浸り迷惑がられる。
ニワトリ君
ニワトリ君
北〇オリンピック関連グッズを大量に買い込み、ネットオークションへ。
反応のほうは・・・。

ビル陰施設では改修だけが問題じゃない

ザリガニ君以上で今回のお話は終了。

ちょっと待ったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。ニワトリ君

ザリガニ君もう帰ってアナログテレビを視る時間なんだけれど。
もちろん自分の家じゃないけれどな。

ここで終わると私の身に大変なことが。ニワトリ君

ザリガニ君しょうがない、もう少し付き合ってやるか。っで、何の話が残っているんだ?

都市受信障害対策共聴の話です。ニワトリ君

ザリガニ君要するにビル陰受信障害の話だな。

はい、ビルに限らず、高速道路や鉄塔などが原因での受信障害の話です。ニワトリ君

ザリガニ君地デジになるとこれらの障害が解消されるのか?

解消されるならば、今までの話を集合住宅での共同受信に限定していました。ニワトリ君

ザリガニ君言われてみればその通りだな。どの程度改善されるの?

具体的に大きな数値(予測値)を謳っているところもありますが、
全ての測定が終わったわけありません。
しかし大幅に改善されることは間違いないようです。
このことは地デジ移行の大きなメリットの一つです。
ニワトリ君

ザリガニ君ってことは、ビル陰施設で受信した電波でテレビを視ていた人たちは今まで通りのビル陰施設からの有線でも、直接受信でもテレビを視られて贅沢だな。

いや、そんな選択権はありません。と言うより必要ありませんよね。ニワトリ君

ザリガニ君ビル陰住人の特権にはならないのか?
ビル風や日照権の問題もあるからこのくらいの贅沢は許されても。

・・・それはまた別の問題ですから。
そもそも選択肢があるイコール贅沢ではありません。
地デジが視られるか/視られないかが大事であって、
視られる方法が複数あるかどうかは問題ではありません。
ニワトリ君

ザリガニ君そんなもんか。

話を戻します。まず、ビル陰の受信障害の地域を限定しなくてはなりません。ニワトリ君

ザリガニ君地デジになって受信障害が無くなった場合、どうするんだ?

(共同受信しない)一般のテレビ視聴者になったということです。ニワトリ君

ザリガニ君一般のテレビ視聴者?

つまりご自分でアンテナを立て、配線をし、
テレビ(関連機器)をつないで視るという事です。
もちろん、ご自分でと言うのは「自費で」と言う意味ですよ。
具体的な設置作業は、電器店や施工業者の方にしてもらうことになります。
ニワトリ君

ザリガニ君結構な出費になることも考えられるな。

金額面もさることながら、改修工事とは、作業を担当する工員を「予約」すると言う側面もあるわけです。
改修工事の出来る工員の数には限りがありますから、アナログ放送終了間近に改修工事申し込んでもアナログ放送終了に間に合わないという事態も考えられます。早めの対策が必要です。
ニワトリ君

ザリガニ君地デジになっても受信障害が無くならない場合は、
先に説明したビル陰施設で受信して地デジを視るわけだな?

ビル陰施設の改修方法を確かに説明したのですが、
その他にも解決策があるのです。
ニワトリ君

ザリガニ君勿体振らずに教えろよ。

ビル陰施設での受信を止めてしまうのです。ニワトリ君

ザリガニ君これはまた、思い切った手だな。地デジで大幅に減った難視聴。
地デジ移行を期に少数弱者をばっさり切捨てか?

人聞きの悪い。別に切り捨てません。
今までのビル陰施設を使ったテレビ視聴を止めて、
別の手段で地デジを見るという選択肢もあるということです。
ニワトリ君

ザリガニ君具体的には?

ケーブルテレビを利用するのが、費用の面で実現可能な解決策であると思います。もちろんそのサービスが受けられる地域に限った策ではありますが。ニワトリ君

ザリガニ君なるほど。要するにテレビを視られるようにするという目的を達成できれば、
手段はどうでもよいわけだな。

その通りです。
そこで、問題になるのがそれぞれの手段にかかるコストになるわけです。
ビル陰施設を改修、維持するコストと、
ケーブルテレビを利用してもらう場合のコストを比較し、
より低く抑えられる手段を導入するのが現実的かと思われます。
しかし、難視聴が解消し、自分でテレビを視ていただくように変更する場合でも、
ケーブルテレビに変更してテレビを見ていただくようになる場合でも、
住民の方への十分な説明は必要になるでしょう。
ニワトリ君

ザリガニ君ところで
  1.引き続きビル陰施設で受信してテレビを視る場合
  2.難視聴が解消して自分でアンテナを設置してテレビを視る場合
  3.ケーブルテレビでテレビを見る場合。
で住民の負担は変わらないのか?

「1」の場合ですが、ビル陰施設の建設費、維持・管理費を
ビルの所有者等が負担し、その費用の一部を利用料金などの名目で
住民に負担していただいているのが一般的ではないでしょうか。
その利用料金算定の目安が、「自分でアンテナを設置してテレビを見る場合に負担することになるであろう金額」を基に決められることが多いので、
「1」と「2」の負担は大きく変わることは無いと考えられます。
残る「3」の場合ですが、
ケーブルテレビ局はさまざまなサービスを提供している局もあり、
それらのサービス費用の全額をビルの所有者等が負担するのは
適当では無いと思われます。
どのサービスをどのような割合で負担するのが適当であるか
話し合いが必要でしょう。
ニワトリ君

ザリガニ君地デジ改修って実際の工事以外にも、いろいろ時間がかかることが多いな。

ですので、早め早めの対策が必要です。
最後に、ビル陰施設改修の流れを載せて終わりにしたいと思います。
【難視範囲の調査と改修工事および法律手続等】
  (1)区域図の準備
  (2)測定地点の予測(机上計算)
  (3)実測による地デジ難視範囲の決定(所轄警察署へ道路使用許可)
  (4)地デジ改修工事
  (5)施設撤去(2011年7月24日以降・電力会社、通信会社へ撤去申請)
  (6)廃棄物処理
  (7)有線電気通信法等の変更手続
※出典 (社)日本CATV技術協会
「集合住宅やビル陰施設への地デジ導入について」
ニワトリ君